進路を考える時期になると、「進学がいいのかな?それとも就職?」と頭の中がいっぱいになります。
周りが次々に決まっていくほど焦るのに、決めきれない自分を責めてしまう人も多いはずです。
でも、迷うのは悪いことではありません。
この記事では、進学・就職それぞれの良い点と注意点を整理しつつ、納得して選ぶための考え方と自己分析のコツを分かりやすく紹介します。
進学か就職かで悩むのは当たり前。

進路の悩みが大きく感じるのは、選択が大きいからです。さらに「一度決めたら終わり」と思い込むほど、不安は強くなります。
けれど実際は、進学後に就職する人もいれば、就職後に学び直す人もいます。
つまり、進路は“一本道”ではありません。
まずは、今の不安がどこから来ているのかを言葉にしてみましょう。ここが整理できるだけで、次に集めるべき情報がはっきりします。
・お金(学費・生活費・奨学金など)が心配
・勉強ついていけるか不安、やりたい学部がない
・働くことのイメージが湧かない/仕事が怖い
・周りの目が気になる、遅れている気がする
・親や先生の意見と自分の気持ちがズレている
ポイントは、「いきなり結論を出さない」ことです。まずは不安を小さく分解して、1つずつ確認していけばOKです。
周りと比べて焦ってしまうときに効く「考え方」と「行動」のセット

焦りが強いときほど、SNSや友達の話で“結果”だけを見てしまいがちです。
でも他人の決断の裏側(悩んだ時間、条件、家庭の事情)は見えません。
だからこそ、比較で疲れたときは「考え方を整える → 行動を小さくする」の順番が効果的です。
焦りを弱める考え方
- 「早く決める=正解」ではない
- 比べる相手は“他人”ではなく“昨日の自分”
- 迷いがあるのは、情報不足のサイン
今日からできる小さな行動(前に進んでいる感覚を作る)
- 先生・家族・先輩に「決め手は何だった?」を1つだけ聞く
- 気になる学校/会社を1つだけ調べる(5分でもOK)
- オープンキャンパスや会社見学を1回だけ予定に入れる
そして、見学や説明会に行くときは、次のチェックがあると失敗しにくいです。
- どんな人が多い?(雰囲気)
- 1日の流れは?(学び方/働き方)
- 大変そうな点は?(リアルを聞く)
- 「続けられそう」と思える要素はある?
焦りはゼロにできなくても、行動できている実感があると必ず弱まっていきます。
進学と就職のメリット

進学と就職のどちらが良いかは、人によって変わります。
そこでおすすめは、「将来の広がり」と「今の生活」という2つの軸で見ることです。
“憧れ”だけではなく、“現実の生活”も含めて考えると、納得しやすくなります。
進学を選ぶメリット
- 専門知識や資格につながる学びができる
- 将来の職業選択の幅を広げやすい
- 学生生活を通して経験(人間関係・挑戦)の幅が増える
- いきなり社会に出なくてもよい安心感がある
就職を選ぶメリット
- 早く実務経験が積め、成長が早い
- 収入が得られ、自立の一歩を踏み出しやすい
- 現場でのスキル(対人、段取り、責任感)が身につく
- 学費などの金銭的負担が少ない/ない
大事なのは「どちらが上」ではなく、自分はどの環境で伸びるかです。
進学と就職のデメリットと対策

デメリットを知ると不安が増えるように感じるかもしれませんが、目的は怖がることではありません。
先に知っておけば、選ぶ前から対策ができて、後悔しにくくなります。ここでは「失敗を避けるための確認ポイント」として見てください。
進学を選ぶデメリット
- 学費や生活費の負担が大きい
→ まずは「どれくらいお金がかかるか」を具体的に把握しましょう。
奨学金や授業料減免の制度を調べて、家計の相談も早めにしておくと安心です。 - 勉強が合わない可能性がある
→ 「何を学ぶのか」が曖昧なまま進学すると、ギャップが大きくなりがちです。
授業内容、取れる資格、卒業後の進路を事前に確認しておくと、ミスマッチが減ります。 - 入学後に目的がなくなってしまうことがある
→ “入ってから考える”だけだと迷いやすいので、1〜2年のうちにインターンやボランティア、学外活動などで経験を増やし、「自分に合う方向」を見つけていくのがおすすめです。
就職を選ぶデメリット
- 仕事内容が想像と違うことがある
→ 文章だけで判断せず、会社見学や職場体験で「実際の空気感」を見るのが一番確実です。
先輩の話も聞けると、仕事のリアルが具体的になります。 - 働き方が合わないと感じることがある
→ 仕事内容だけでなく、勤務時間・休日・配属・研修・評価の仕組みなど「働く条件」も一緒に確認しておくと安心です。続けやすさは、ここで大きく変わります。 - 周りと進路が違うことで不安になりやすい
→ 不安を減らすコツは、「自分が大事にしたいこと」を1つ決めておくこと。たとえば“早く自立したい”“現場で学びたい”など、軸があると迷いにくくなります。
「合わないかも」は、あなたがダメなのではなく“相性”の問題です。
相性は、情報を集めて確かめるほど、しっかり見極められるようになります。
- 仕事内容が想像と違う → 見学、職場体験、先輩の話で“現場のリアル”を確認
- 働き方が合わない → 勤務時間、休日、配属、研修、評価の仕組みをチェック
- 周りと違う不安 → 「自分が大事にしたい軸」を紙に書いてブレにくくする
自己分析は「好き」より「続く」「得意」から始めよう

「好きなことを仕事に」と言われるほど、見つからない人は苦しくなります。
そこでおすすめは、好きより先に“続くこと”と“得意っぽいこと”から探す方法です。これは、進学にも就職にも共通して使えます。
好きが分からないときのヒント
- 苦じゃない作業は何?(人と話す/手を動かす/調べる/考える など)
- 褒められた経験は?(気配り、段取り、集中力、丁寧さ など)
- 逆に避けたいことは?(夜勤は苦手、座りっぱなしが苦手、騒がしい場所が苦手 など)
ノート1枚でできる、3ステップ自己分析
例:チーム、作業、工夫、達成感、人と関わる など
例:少人数、手に職、体を動かす、コツコツ型 など
さらに、迷いが強い人は「軸」を1つ決めると進みやすくなります。
- お金の安心(負担を減らしたい)
- 早く自立したい(働きたい)
- まずは学びたい(準備してから動きたい)
- 人や環境(雰囲気・相性)を重視したい
軸が1つあると、進学/就職の情報を見たときに判断が速くなります。
正解探しより、納得できる理由をつくることが「後悔しない進路」につながる

進学か就職かで迷うのは、未来を真剣に考えているからです。
周りと比べて焦ったときは、比べることをやめるよりも、行動を小さくして“前に進んでいる感覚”を作りましょう。
進学・就職のメリットとデメリットは、どちらも「備えるための情報」です。
最後は、好きが見つからなくても大丈夫。
続くこと・得意なことから自己分析を始めれば、自分に合う道は必ず見えてきます。