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不採用の知らせを受けた日は、理由を問い詰めたり次の会社を決めたりする前に、「話してくれてありがとう。今は聞くだけがいい?」と本人の希望を確かめましょう。次の一歩は、落ち着いてから学校の先生と相談する時間を決めることです。
高校生のお子さんが就職試験で不採用になり、どう声をかければよいか迷っている保護者向けの記事です。心配だからこそ、つい「次は?」「何が悪かったの?」と聞きたくなるかもしれません。ここでは、家庭での会話と学校への相談を分け、本人の意思を尊重しながらできる支え方を紹介します。
結果を聞いた直後は、話すかどうかも本人に選んでもらう
まずは「教えてくれてありがとう」と受け止め、話を聞いてほしいのか、少し一人で過ごしたいのかを尋ねてみてください。すぐに話さないからといって、何も考えていないと決めつける必要はありません。
声かけの例:「悔しかったね。今、話したいことはある?今日は聞くだけでもいいし、あとで一緒に考えてもいいよ」
本人が「今は話したくない」と言ったら、「分かった。必要なときは声をかけてね」と区切る方法もあります。一方、学校から連絡期限を伝えられている場合は、話し合いを無期限に延ばさず、必要な連絡だけ確認しましょう。
励ますつもりの言葉を、選べる問いに変える
「絶対に次は受かる」と約束するよりも、手伝えることを具体的に示すのがおすすめです。次の表は会話の例で、すべての家庭で同じ言い方をする必要はありません。
| 言いたくなる言葉 | 言い換えの例 |
|---|---|
| どうして落ちたの? | 先生から聞いたことと、まだ分からないことを分けてみようか |
| 友達はもう決まったのに | あなたは次の仕事選びで何を大切にしたい? |
| もうどこでもいいから決めよう | 譲れない条件を一つ残して、探し方を考えようか |
| 次は絶対に大丈夫 | 準備で手伝ってほしいことはある? |
保護者自身も不安なときは、「私も心配だけれど、急いで決めつけたくない。一緒に整理したい」と伝えて構いません。本人を励ますために、結果や気持ちを無理に明るく言い換えなくても大丈夫です。

学校に相談する前に、3つだけメモする
本人が話せるタイミングで、紙やスマートフォンに短く書き出します。反省文にする必要はありません。「まだ分からない」と書いてよいメモです。
1.学校から伝えられたこと
結果、返却された書類、先生からの連絡事項を記録します。不採用の理由が分からない場合は、家庭で推測して「面接が下手だったから」と結論づけず、確認できる情報があるか先生に尋ねましょう。
2.本人が気になっていること
「答えに詰まった質問がある」「仕事内容をもう少し知りたい」など、本人の言葉をそのまま残します。保護者の心配は別の欄に書くと、本人の希望と混ざりにくくなります。
3.次の相談で決めたいこと
次に見られる求人、職場見学の相談、面接練習など、先生に聞きたいことを一つか二つ選びます。相談できる日時や、保護者の同席が必要かも確認しましょう。
先生への相談例:「本人は同じ職種を希望しています。今確認できる求人と、次の応募までに準備することを相談したいです。本人と一緒にお話しできる時間はありますか?」
応募の手続きは、今の学校・地域の案内を確認する
厚生労働省は、高校生向けの求人はハローワークが内容を確認した後に学校へ提出され、採用選考のスケジュールは毎年度取りまとめられると案内しています。学校を通じて就職活動をしている場合は、次の応募の進め方も、まず担任や進路指導の先生に確認しましょう。
「10月だから自由に何社でも応募できる」などと一律に考えず、本人の卒業年度・応募先地域に対応した案内を確かめてください。企業への問い合わせや応募は、学校との連絡が行き違わないよう、誰が何を確認するかを先に相談すると安心です。
制度の確認先:厚生労働省「中学校・高等学校卒業予定者の就職・採用活動時期について」(2026年10月9日確認、全国向けの案内)。この記事では個別の応募社数や締切を断定していません。
次の会社を探すときも、本人の「大事にしたいこと」を残す
不採用の結果だけを理由に、希望を全部変える必要はありません。例えば「家から通いたい」「ものづくりに関わりたい」「教わりながら覚えたい」のうち、本人が特に大切にしたい条件を一つ選んでみましょう。
その条件を手がかりに企業紹介を読み、気になる会社のURLと質問を一つメモします。保護者が候補を見つけた場合も、「ここにしなさい」ではなく、「こんな会社があったけれど、見てみる?」と本人に渡す形がおすすめです。
企業紹介は仕事内容を知るきっかけです。現在の募集状況や本人の卒業年度の採用条件は、求人票と学校への確認で確かめてください。
探し方を整理したいときは高校生の就職先の探し方ガイド、次の見学を考えるときは職場見学で保護者ができるサポートも参考になります。
今日できることは、相談する時間を一つ決めること。
本人が企業を見てみたいと思ったら、一緒に仕事内容を確認しましょう。
声かけ・相談メモは編集部による提案例です。実際の家庭への取材や、特定の結果を保証するものではありません。