BLOG

進路に迷う高校生必見!なりたい職業の見つけ方【いろんな可能性を考えたい高校生向け】

今回は、「将来どんな仕事に就きたいのか分からない」と悩んでいる高校生のみなさんに向けて、進路選びのヒントになる記事をお届けします。

就職するか、どんな仕事を目指すか…進路選びにはたくさんの選択肢があり、迷うのは当たり前です。
しかし、「どうせまだ分からないから」と考えたまま何もしないと、将来の選択で後悔したり、良いチャンスを逃してしまうこともあります。

この記事では、高校生のリアルな声をもとにしたアンケート結果や、職業選びに役立つ考え方を紹介しながら、あなたが自分らしく「なりたい職業」を見つけるためのヒントを一緒に考えていきましょう。

目次

なぜ進路に悩むのか

進路と女子学生

多くの高校生が進路選びで悩む理由はさまざまですが、よくある悩みは以下の通りです。

■自分にどんな仕事が向いているのか分からない
■職業について詳しく知らない
■周囲の大人や友達の意見と自分の考えが違って戸惑う
■将来が不安でなかなか決められない

高校生にとって社会は未知の世界です。

「将来やりたいことがある友達が輝いて見える」けれど、自分はまだ見つけられていない…そんな気持ちになることもあります。

けれど、実は多くの高校生がまだ進路を決めていません。
焦る必要はなく、情報を集めたり自分の気持ちを整理しながら少しずつ考えていくことが大切です。

なりたい職業はどうやって見つかる?

職業は「突然ピンとくる」ものではなく、経験や出会いを通じて少しずつ興味が育っていくものです。

例えば、子どもの頃に好きだったテレビ番組やアニメの中の職業に憧れを持つこともあるでしょう。
学校の部活動や委員会で人をまとめることに楽しさを感じたり、アルバイトやボランティアで「人と接する仕事」の楽しさに気づくこともあります。

こうした経験の中で、自分の「好き」「得意」「興味」が少しずつ見えてきます。
この「自分の気持ち」を丁寧に掘り下げることが、職業選びの第一歩です。

職業選びに役立つ3つの視点

進路を考えるときに意識したいポイントを3つ紹介します。

1. 「好き」を大切にする

仕事は毎日取り組むもの。
時間を忘れて夢中になれること、やっていて疲れにくいことは、長く続けやすい仕事につながります。

「好き」を軸に選べば、困難を乗り越えやすく、やりがいや成長を感じやすくなります。

2. 「得意」を見つける

自分が人より少し得意なこと、周囲から褒められることは「自分の武器」です。
これを活かせる仕事を探すことで、他の人より活躍しやすくなり、選択肢も広がります。

例えば、コミュニケーションが得意なら接客や営業、手先が器用なら製造やものづくり、数字が好きなら経理など、多様な職種があります。

3. 「価値観」に気づく

仕事を選ぶときは、自分の「価値観」も大切にしましょう。

■人の役に立ちたい
■安定した収入を得たい
■自由に働きたい

など、自分がどんな人生を送りたいかを考えると、自分に合った働き方や職業が見えてきます。

これら3つの視点を意識しながら、自分に合った職業を探してみましょう。

高校生が目指す職業の実態(アンケート結果)

今回は、愛知県の南陽高校でこれから進路を考えていく2年生の皆さんにアンケートを実施し、リアルな声を集めました。
約30人の生徒さんにご協力いただき、「なりたい職業」「その夢を持った時期」「きっかけ」について答えてもらいました。

集まった回答は、目指す職業や思いの背景がさまざまで、進路選びに向けた高校生の等身大の考えが伝わるものばかりです。
今回は内容をわかりやすくするため、4つのジャンルに分けてご紹介します。

■男性が憧れる仕事
■美容関係の仕事
■保育関係の仕事
■その他の仕事

今回は「その他の仕事」を目指す生徒さんの声をご紹介します。
身近な出来事や何気ない経験から広がった夢のエピソードに注目です。


将来の夢ウエディングプランナー

いとこの結婚式に参加した際、感動して涙を流す新郎新婦や家族の姿を見て、「こんな素敵な一日を作る仕事がしたい」と強く思いました。そのとき、笑顔で会場を仕切るプランナーさんがとても輝いて見え、私も誰かの特別な一日をサポートできる存在になりたいと感じたことがきっかけです。

将来の夢:ライブ・イベント系

高校1年生の時、将来の夢について調べる授業で趣味に関連する仕事を探していたところ、ライブやイベントの演出・企画の仕事を知り、興味を持つようになりました。

将来の夢:医療事務(受付)

心臓の病院に行った時、とても優しくしてくれた受付の人と看護師さんがいて「私も医療や病院に関わる仕事がしたい」と思いました。ただ、看護師にはあまり興味がなかったので、お母さんに「受付の仕事はどう?」と勧められ調べてみたところ魅力を感じ、医療事務になりたいと思うようになりました。

将来の夢:英語関係

親が外国人で、小さい頃から英語が身近にありました。中学生の頃からは「英語に関わる仕事をしてみたい」と考えるようになり、例えば英語教師として人に英語を教えたいと思っています。

将来の夢:ウェディングスタイリスト

中学生の頃、お姉ちゃんの結婚式のドレス選びについて行った時、お客さんに似合うドレスを提案したり、「このドレスならアクセサリーはこれが合う」とスタイリストさんが選んでいる姿を見て、かっこいい仕事だなと憧れました。

将来の夢:平和活動家

海外の有名な平和活動家の取り組みを知り、「彼のように人を助ける活動ができたらかっこいい」と憧れるようになりました。将来は平和に関する活動を通じて、困っている地域の人たちを支えたいと思うようになりました。

将来の夢:インテリア関係

インテリアが好きで、自分の部屋の家具の配置を変えたり家具選びを楽しむのが好きです。整理整頓をしたり、ニトリに行って家具を選ぶのが楽しいと感じ、「こういうことを仕事にできたらいいな」と思うようになりました。

この結果から見えてくるのは、将来の夢は身近な経験や心に残る出来事を通じて育まれていくことが多いということです。
「私も挑戦してみたい」「こんな風になりたい」という憧れが、夢への第一歩になっているのです。

焦らず自分のペースで進めていい

進路は「高校生のうちに絶対に決めなければならない」ものではありません。

仕事は人生の中で変わっていくものですし、途中で道を変えることもできます。
例えば、最初に就いた仕事と違う分野に進んだり、働きながら資格を取ったり、専門学校に通い直す人もいます。

大切なのは、今の自分と正直に向き合い、小さな経験を積み重ねることです。
その積み重ねが、結果的に自分らしい「なりたい自分」につながっていきます。

自分のペースで、少しずつ「好き」や「得意」を見つけていきましょう。

将来はあなたの“これから”で決まる

将来のことで悩むのは、あなたが真剣に自分の人生を考えている証拠です。
「好き」「得意」「価値観」という3つの軸を大切にして考えることで、少しずつ自分の進むべき道が見えてきます。

そして、多くの人が小さなきっかけから夢を見つけているように、焦らず歩み続ければ必ず自分に合った仕事に出会えます。

自分の未来は、あなた自身がこれから創っていくものです。


最後に:アンケートに協力してくれた皆さんへ
アンケートに答えていただき、本当にありがとうございました。
皆さんのリアルな声のおかげで、とても参考になりました。
これからも自分らしい未来に向かって進んでいけるよう、応援しています!


南陽高校HP
適職・適学チェック
あわせて読みたい
適職・適学診断|登録なし・無料で簡単チェック|マナビジョン 適職・適学診断では10問の簡単な質問から、あなたにおすすめの職業・向いている学問を診断。性格タイプと得意分野(適性)から進路選びのヒントが見つかります。高校生と保護...